年次技術フォーラム

技術情報

<平成26年度 第27回技術フォーラム次第>

会  場   :豊島区南大塚地域文化創造館 : 南大塚ホール
開催日   :平成26年10月18日(土)
司会進行 :河野 智英、タイムキーパー : 大沼 隆雄

 

Ⅰ. 挨拶  社長執行役員 諸谷 茂樹(10:00〜10:05)
Ⅱ. 開会の辞  専務執行役員 亀山 芳貢(10:05〜10:10)
Ⅲ. 技術発表の説明  司会進行    河野 智英(10:10〜10:15)
Ⅳ. 技術発表午前の部「①~⑤」  (発表時間15分、質疑応答5分)

 

①H24道路橋示方書改訂による鋼橋における設計上の留意点

第一技術部構造技術課 別府 敏夫(10:15〜10:35)

 道路整備に伴い当河川橋の架け替えが計画され、平成15年度に詳細設計が完了している。当河川橋は平成24年3月に改訂された道路橋橋示方書を適用し、橋梁修正設計を実施した。当河川橋は、場所打ち杭を有する逆T式橋台に支持された橋長32.9mの鋼単純非合成鈑桁橋で、計画高と河川条件の関係から桁高制限を受けた橋梁である。主な修正項目である「添接計算における許容力の変更に伴う必要ボルト本数の設定」、「レベル2地震動に対する機能を確保した支承(タイプBの支承相当)の適用」、「基準に適合する落橋防止システムの構築」等を基本とした鋼橋上部工の設計上の留意点を紹介する。

 

②既設橋の損傷事例とその補修対策について

第二技術部保全技術課 山崎 竜太(10:35〜10:55)

 日本の橋梁数(15m以上)は約15.7万橋であり、今後20年で建設後50年以上経過する橋梁が50%を超えると言われているが、特に自治体等の管理する橋梁では、調査・点検等で損傷が確認されているにもかかわらず、事業的な遅れから対策が行われていない橋梁も数多く存在する。某町が管理する補修対象の橋は、斜角を有する鋼単純H桁橋であるが、供用から48年経過し、路面および床版下面に著しい損傷が確認されたことから、床版の打替えを計画した。本報告では、当橋梁の損傷状況とその対策について紹介するものである。

 

③都市下水路の緊急整備に伴う浸水被害の低減効果検討

第二技術部水工技術課 佐藤 素史(10:55〜11:15)

 某市住宅街における平地部の窪地で、道路排水の既設管流下能力を超えて溢水し床上浸水が発生した。浸水被害の解消は、既存の雨水基本計画の内、知事の認可受け事業化の後に雨水整備を実施することになる。しかし、雨水管渠の整備は、大口径(φ800mm以上)となる場合が多く費用と期間を要する。そこで、浸水被害を低減するため都市下水路として緊急整備が必要となった。緊急整備は、既設管(溢水部と流出部)を活用した上で、小口径(φ300mm)の新設バイパス管(都市下水路)を布設する計画とした。本報告では、設定降雨強度毎(10~50.3mm/hの10mm/hピッチ)に流出係数を算出して、住宅街で浸水被害の低減効果の検討について紹介する。

 

④災害時の法面復旧における調査・設計から査定まで

第二技術部道路技術課 岩田 尚親(11:15〜11:35)

 近年、集中豪雨や大型台風に伴う土砂災害が多く発生している。大規模な被害を与えた土砂災害は今年8月に発生した広島市の集中豪雨や昨年10月16日に関東地方を襲った台風26号である。後者は10年に一度の強い勢力と警戒され、特に伊豆大島では土石流による甚大な被害が発生した。本報告は、この台風26号に伴って被災した某市の事例をもとに、被災発生から通常2ヶ月以内に行われる災害査定までの流れや考え方ついて紹介する。

 

⑤HVTの開発

技術開発部 原 勝利(11:35〜11:55)

 5年毎に実施される路面性状性測定において収集されたIRI、ひび割れ率、わだち掘れ量に加え年3回ほど行われている簡易IRI測定データおよび修繕情報について視覚的に分かり易い表現を用いて運用する事を目的に開発し4年目を迎えている。本件のシステムの開発及び運用事例を報告するものである。また、当社が土木研究所と共同研究で行っているひび割れ率及びわだち掘れ量の測定実験の経過について報告を行う。

 

昼食(11:55〜13:00)

 

Ⅴ 特別講演『コンクリート構造物のメンテナンスと長寿命化』

ジェイアール東日本コンサルタンツ㈱ 取締役会長 石橋 忠良様 (13:00〜14:05)

 

Ⅵ. 技術発表午後の部「⑦,⑧」  (発表時間15分、質疑応答5分)

 

⑥ 建設管理部の概要

執行役員 建設管理部長 横田 務(14:05〜14:15)

 

⑦ 関東近郊における某高速道路に併設する一般部の計画

建設管理部千葉大和田作業所 溝口 祐司(14:15〜14:35)

 某高速道路は、住宅密集地を通過することから大規模火災時の延焼分断効果を持ち、かつ周辺環境に配慮した、半地下構造(一部区間は高架)で計画されている。このため、工事に当たっては、高速道路と交差する現況道路の集約および切回しが必要であり、周辺住民に配慮した道路の切回し計画について紹介する。また、地上部には国道のほか遮音壁・植樹帯・副道・自転車道・歩道(一般部)が計画されており、こちらの周辺住民に配慮した道路計画についても紹介する。

 

⑧ 河川内で施工上の制約を受ける橋梁耐震補強計画

関西支店技術部 岡本 司(14:35〜14:55)

 既設橋梁の耐震補強は現場条件により施工上の制約を受けることが多く、特に河川を跨ぐ橋梁の場合には非出水期間内に河川内での施工を完了させなければならず、採用する耐震補強工法が工事工程に左右されるケースが多い。本稿は、非出水期間だけでなくウナギの稚魚が生息していることによる漁業権の制約から、河川内で施工可能な期間が11月~12月の2ヶ月間に限定された既設橋梁に対し、短期間で施工可能な工法を採用したことで施工上の制約条件を満足した耐震対策事例を報告するものである。

 

休憩(14:55〜15:15)

 

Ⅶ 会社からの報告

 1) 東京都建設局長表彰業務 『旧江戸川(江戸川二丁目地区)築堤設計』

   第二技術部水工技術課長 菊地 慎(15:15~15:30)

 2) 平成27年4月入社内定者の紹介 (15:30~15:40)

 

Ⅷ. 講評  上席執行役員 技術統括部長 白鳥 愛介(15:40〜15:50)
Ⅸ. 業務・技術発表表彰  社長執行役員 諸谷 茂樹(15:50~16:00)
Ⅹ. 閉会