年次技術フォーラム

技術情報

<平成27年度 第28回技術フォーラム次第>

会  場   :豊島区南大塚地域文化創造館 南大塚ホール
開催日   :平成27年11月21日(土)
司会進行 :大沼 隆雄、タイムキーパー : 河野 智英

 

Ⅰ. 挨拶  社長執行役員 諸谷 茂樹(10:00〜10:05)
Ⅱ. 開会の辞  専務執行役員 亀山 芳貢(10:05〜10:10)
Ⅲ. 技術発表の説明  司会進行    大沼 隆雄(10:10〜10:15)
Ⅳ. 技術発表午前の部「①~⑤」  (発表時間15分、質疑応答5分)

 

①中路式パイプランガートラス橋の耐震補強

第一技術部構造技術課 片桐 達朗(10:15〜10:35)

 D橋は、1967年に完成した橋長110mの中路式ゲルバー鋼ランガーアーチ橋であり、大半の鋼部材が全断面溶接鋼管構造という特徴を有する。耐震性向上方法は、以下の大きく2つに分類される。 1)構造的耐震性向上策(部材補強等)2)エネルギー吸収デバイス設置による耐震性能向上策 本橋の耐震補強対策としては、上記の組み合わせによる複数の対策案に対し、非線形動的解析を実施し、その結果を踏まえて最終的な対策案(横構・対傾構部材を、座屈拘束ブレース(BRB)を含む新たな部材への置き換え、端支点部へのダンパーの設置等)を決定した。

 

②H26橋梁点検要領の改訂と点検業務実施上における課題・留意点について

第二技術部保全技術課 松田 和大(10:35〜10:55)

 我が国には、高度経済成長期に建設された道路橋が数多くあり、供用後50年を経過するものも少なくない。今後も道路橋の老朽化は進み、より一層点検や補修といった維持管理が重要となってくる。 このような背景のもと、平成26年7月に道路法の一部が改正したことで、「近接目視により5年に1回の頻度で点検を行うこと」が義務化され、更に「橋梁定期点検要領」の改訂及び「道路橋定期点検要領」も新たに策定されたことで、点検業務を実施する上で注意すべき点が少なからず存在する。本発表では、道路法改正に伴う改訂及び新たに策定された点検要領、それに伴い発生する点検業務実施における課題・留意点について紹介する。

 

③景観に配慮した多自然川作りの設計手法について

第二技術部水工技術課 菊地 慎(10:55〜11:15)

 我が国は従来、治水および利水に重点を置いた河川開発が実施されてきた。このような中、改正河川法(平成9年)では、従来からの「治水」「利水」に加え、「河川環境の整備と保全」が規定され、環境機能の向上を目指したものである。しかし、十分に目的が達成されない事例が散見された。そこで、「多自然川づくり基本指針」(平成18年)が制定され、自然環境と人間との調和が取れた川づくりの一層の推進が図られることになった。多自然川づくりとは、河川が本来有している生物の生息環境や多様な景観を保全・創出し、治水・利水機能と環境機能を両立させた川づくりを行うことをいう。本報告では多自然川づくりの設計手法の紹介と、一級河川和田吉野川の設計事例について報告する。

 

④都内の都市計画道路における自転車走行空間形式の検討

第二技術部道路技術課 佐藤 達也(11:15〜11:35)

 近年、自転車利用者の増加に伴い、全事故に占める自転車関連事故の割合が増加している。こうした状況を受け、平成20年6月に自転車が関連する自動車事故の削減を目的として道路交通法が改正され、更に平成23年10月には警察庁より「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」の通達が出され、自転車利用者のマナー向上や、安全で安心な通行が可能な道路の利用環境整備が課題となっている。それに伴い、都市部の道路においては自転車道の整備が進んでおり、東京都では2020年度までに約100kmの整備を計画している。本報告は、都内の都市計画道路の拡幅事業に伴う、自転車走行空間形式の検討について紹介するものである。

 

⑤75歳のゲルバー部の補修について

関西支店技術部 矢野 幸子(11:35〜11:55)

 竣工から75年が経過した岩上橋のゲルバーヒンジ部にせん断ひびわれが発生していた。緊急対応として通行止めを行ったうえで、架け替えやゲルバーヒンジ部の打替を検討したが、現時点での架け替えは行わず、100年の寿命が来るまでの使用に耐えればよいとの考えから、活荷重反力の支持部材をヒンジ部から主桁部へ移行させるためのブラケットを設置し、反力の受け替えはブラケットにゴム支承とフラットジャッキを組み合わせて設置して、ジャッキにより扛上することで受け替えるものとした。

 

昼食(11:55〜13:00)

 

Ⅴ 特別講演『斜面・トンネル等の事故と対策』

一般財団法人 地域地盤環境研究所 代表理事 京都大学名誉教授   足立紀尚 様 (13:00〜14:05)

 

Ⅵ. 技術発表午後の部「⑥,⑦」  (発表時間15分、質疑応答5分)

 

⑥ 建設管理部の概要

執行役員 建設管理部長 横田 務(14:05〜14:15)

 

⑦ 地方自治体施工管理業務の課題と対策

建設管理部 荒木 悌二(14:15〜14:35)

 建設管理部は施工管理業務を主体としてきているが、近年、地方自治体からの施工管理業務の要請が増えてきている。地方自治体の施工管理業務は発注者側体制や施工業者の技術力等に偏りがあるため、独特なノウハウが必要となる。昨年度の業務経験をもとに「地方自治体施工管理業務の課題と対策」について報告する。

 

休憩(14:35〜14:45)

 

Ⅶ 会社からの報告

 1) 平成27年度東京都江東治水事務所長感謝状受賞業務
    『隅田川(相生橋下流)左岸修景基本設計及び防潮堤根固設計』について

   第二技術部水工技術課 岩渕 覚(14:45~15:00)

 2) 新プレキャスト壁高欄及びあと施工アンカーについて

   相談役 山下 幹夫 (15:00~15:30)

 3) 新入社員の紹介・内定者式

   常務執行役員 技術統括部 部長 白鳥 愛介 (15:30~15:45)

 

Ⅷ. 講評  常務執行役員 技術統括部 部長 白鳥 愛介(15:45〜15:55)
Ⅸ. 業務・技術発表表彰  社長執行役員 諸谷 茂樹(15:55~16:05)
Ⅹ. 閉会