開発虎ノ門コンサルタントの歩み

[1953〜]

新潟県中越地震

2004年(H16) 新潟県

我が国は、大陸プレートと海洋プレートの競合部に位置しており、この境界付近ではこれまで幾多の大地震が発生し、過去に甚大な被害が発生している。我が社ではこれまで日本海中部沖地震や三陸はるか沖地震における社会インフラの点検や補修事業を初め、最近では新潟県中越地震、静岡沖地震、東北地方太平洋沖地震等の発生における、道路事業を中心に地震災害復旧事業に大きく貢献してきた。

平成16年10月23日の夕方に発生した新潟県中越地方において、ユーラシアプレート内部の逆断層、深さ13kmを震源として発生した「新潟県中越地震(マグニチュード6.8)」により、関越自動車道の湯沢IC~長岡JCT間と北陸自動車道の柏崎IC~三条燕IC間では、車線全体の崩壊、路面の段差、橋梁の支承等の破損、横断ボックスカルバートの目地の開きなどの甚大な被害が発生した。この被害の箇所数は走行に支障が無い軽微な損傷まで含めると約2,000箇所程が確認された。我が社は、日本道路公団北陸支社(現:東日本高速道路(株)新潟支社)からの応援要請で、地震発生直後から構造及び道路部門の技術職員を派遣して、直ちに緊急点検を行うとともに担当建設会社とJVを組み、復旧に向けての応急対策提案や設計を行い、ライフラインとしての関越自動車道の早期復旧に貢献した。