青森ベイブリッジ

青森ベイブリッジは、JR青森駅で分断されていた臨港施設を有機的に連絡する臨港道路の青森駅を含む青函連絡船部を横過する橋梁と
して建設された。
橋梁形式はPC3径間連続一面吊り斜張橋とし、建設当時は日本で最大の斜張橋であった。
架橋される臨港地区はテーマを青森(AOMORI)の「A」としていたので、橋梁各部にこの「A」のイメージを採用した。
技術的には斜材に現場製作材で外筒管にFRPの使用、将来への対応としてコンクリート塗装を施し、耐久性重視の先進性を採用した橋でもある。

上部構造

  • 中央分離帯部での吊構造と補強方法
  • 斜材は現場製作による大容量ケーブルであり、その新しい定着構造
  • 地震時の桁の移動制限装置
  • 斜材の被服構造、斜材の取り替えの手法
  • 桁の耐風安定性(特に冬季の堆雪時)及び斜材の制振
  • 大規模地震への対応

下部及び基礎構造

  • 逆Y式主塔の鉛直力の伝達方法と構造的補強
  • 地下連続壁の分割施工による一体化の構造等

設計箇所