<令和3年度 第34回技術フォーラム次第>
会 場 :豊島区南大塚地域文化創造館:南大塚ホール
開催日 :令和3年10月23日(土)
司会進行:池谷 忠、タイムキーパー:岩田 尚親
Ⅰ. | 挨拶 | 社長執行役員 白鳥 愛介(13:00~13:05) |
Ⅱ. | 開会の辞 | 専務執行役員 武田 弘次(13:05~13:10) |
Ⅲ. | 技術発表の説明 | 司会進行 池谷 忠(13:10~13:15) |
Ⅳ. | 技術発表「①~④」 | (発表時間15分、質疑応答5分) |
① 面的道路整備における雨水流出抑制対策
第二技術部道路技術課 川島 啓太郎(13:15~13:35)
近年の都市部では、ゲリラ豪雨等による下水道の処理能力を超える雨水により、洪水のリスクが増大している。その対策として、下水道の処理能力向上も進められているが、開発事業においては、雨水を敷地内で浸透または貯留し、敷地外への流出量を増加させないことが求められている。 道路事業のうち、面的な広がりを持つインターチェンジ施設等は、広大な開発面積のうえ流末が限られていることから特に雨水流出抑制対策が重要となる。また、道路構造上残地が多く、除草等の維持管理も課題となっている。本報告は、インターチェンジ事業で採用した貯留施設と、流出抑制とあわせ今後の維持管理も考慮した用地内の整備方法について検討したものである。
② 日光宇都宮道路の橋梁補修設計例
第一技術部構造二課 本間 裕人(13:35~13:55)
日光宇都宮道路は、東北自動車道と直結し、首都圏から国際観光都市日光へのメインアクセス道路であり、観光のみではなく、周辺地域における生活道路としての役割や、物流や医療機関への搬送路としても重要な役割を果たしている。しかし、橋梁の高齢化が進むとともに経年劣化が深刻化している現状が橋梁点検によって報告された。このままでは走行安全性や信頼性の低下が懸念されるとして、大規模な長寿命化計画が策定された。本稿はこのような当該道路の大規模修繕計画の一環として担った補修設計業務成果について、凍結防止剤散布による橋台への損傷及び補修対策例を報告するものである。
休憩・換気(13:55~14:05)
③ 既設RC床版の損傷原因の究明と補修対策について
第一技術部構造一課 得丸 達生(14:05~14:25)
我が国では、平成26年度より橋梁の5年に1度の定期点検が義務付けられており、一巡目(H26~H30)の定期点検を実施した橋梁の中で、次回点検までに修繕等の措置が必要と判定された橋梁のうち、令和2年度末までに修繕が完了しているのは約36%であり、修繕の進捗は芳しくない。こうした背景の中、円滑な橋梁の修繕を進めていくためには、補修設計での対策工法を選定する段階で、橋梁の損傷原因を追究し、再劣化を許容させない対策を選定することが重要である。本稿では、一級河川 元荒川を跨ぐ道路橋のRC床版を事例に、多方面から損傷原因を推定し、対策工法の選定を行った補修設計業務について紹介する。
④ 狭小地で設置可能な貯留槽を用いた浸水対策検討
第二技術部水工技術課 鏑木 達也(14:25~14:45)
近年、世界規模による局地的な異常気象が増加している。そのなかでも1時間当たり50mmを超える集中豪雨は、我々が住んでいる日本でも数多く起きている。都市開発による住宅地の増加や都市表面形状の変化によって集中豪雨による浸水被害は増加の傾向にある。浸水被害の発生は、豪雨時に降った雨の総雨量、1時間あたりの降雨量、地形、排水機能などの要素が深く関係している。浸水被害には、雨量が都市の処理能力を超えると起きる内水氾濫と、河川の水位が上昇して起こる外水氾濫の2種類存在する。本報告では、集中豪雨による浸水被害(内水氾濫)が発生している住宅地区を対象に、排水機能の改善のため公園や空き地などの狭小地に設置可能な貯留槽の検討について紹介する。
Ⅴ 会社からの報告
1) DAKの技術紹介 (14:45~15:05)
技術統括部 技術顧問 上平 謙二
休憩・換気(15:05~15:15)
2) 集水桝の技術紹介 (15:15~15:25)
専務執行役員 技術統括部長 武田 弘次
3) 安否確認訓練結果報告 (15:25~15:35)
総務部システム課 深谷 篤
4) お知らせ・入社社員の紹介および内定式 (15:35~15:50)
常務執行役員 営業統括部長 小野 久
Ⅵ. | 講評 | 専務執行役員 技術統括部長 武田 弘次(15:50~16:00) |
Ⅶ. | 技術発表表彰 | 社長執行役員 白鳥 愛介(16:00~16:10) |
Ⅷ. | 閉会 |