<平成23年度 第24回技術フォーラム次第>
会 場 :コア・いけぶくろ(豊島区民センター)イーストステージいけぶくろ文化ホール
開催日 :平成23年10月15日(土)
司会進行:西本 英生、タイムキーパー:福井 裕行
Ⅰ. | 挨拶 | 社長執行役員 山下 幹夫(10:00〜10:05) |
Ⅱ. | 開会の辞 | 専務執行役員 土井 俊二(10:05〜10:10) |
Ⅲ. | 技術発表の説明 | 司会進行 西本 英生 (10:10〜10:15) |
Ⅳ. | 技術発表「①~⑤」 | (発表時間10分、質疑応答5分) |
①住民要望による狭隘道路での浸水対策について
第一技術部下水G 佐藤 素史(10:15〜10:30)
気候変動の影響からか、降雨の集中度が以前よりも激しくなり「ゲリラ豪雨」とも呼ばれ比較的狭い領域に集中して雨が降る傾向にある。東京都の雨水計画の整備水準は、「東京都公共下水道事業計画設計基準書」により降雨50mm/hで流出係数80%相当を排除している。このため、局所的集中豪雨に対応することから「東京都豪雨対策基本方針」を平成19年度にハード・ソフト両面の方向性を示したが、排水能力を超える場合、住宅地の浸水被害が発生している。本報告では、住宅地の狭隘道路部で住民要望に基づく浸水対策の設計方法について紹介する。
②某橋の補修事例と新しい補修技術の紹介
第二技術部構造アセットマネジメントG 渡辺 達也(10:30〜10:45)
某橋は、東日本大震災の発生直後、桁端部に損傷が発生したことから、当社にて緊急調査及び補修設計を実施した。本報告はその損傷の調査結果、損傷原因についての考察および補修方法について紹介するものである。併せて、当社が実施した補修設計の中から、補修の新技術・新工法について紹介する。
③「10年後の東京」計画に関する都道のバリアフリー化推進に向けた歩道設計
第二技術部道路G 佐藤 達也(10:45〜11:00)
東京都では、2006年12月に、2016年オリンピック競技大会の国内立候補都市に選定されたことに伴い、「10年後の東京」計画を策定している。この計画では、2016年(10年後)の東京の姿と、それに向けた政策展開の方向性を明らかにするために、大きく8つの目標が掲げられている。本報告は、その目標の一つである「都市の魅力や産業力で東京のプレゼンスを確立する」に関連する「ユニバーサルデザインのまちづくり」に対して実施した都道のバリアフリー化推進に向けた歩道設計と、今後のバリアフリー化における課題等について紹介するものである。
④橋梁詳細設計「橋梁中央に踊り場を有する歩道斜路コンクリート桁橋の事例」
第二技術部構造アセットマネジメントG 増田 大輔(11:00〜11:15)
某ICは、昭和57年頃に施工されたインターチェンジである。その後、ワールドカップ日本開催に伴い近傍のサッカースタジアムへのアクセス向上のため、ランプ改良が行なわれ現在に至っている。ただし、現状では全ての交通結束点にアクセスできるわけではなかったため、ランプの追加を行ないインターチェンジとしての完成を目指す必要があった。本稿ではこの様な背景の基、追加ランプの橋梁詳細設計にて橋梁中央に踊り場を有した歩道斜路コンクリート桁橋の事例を紹介する。
⑤ダム河川総合開発事業に伴う付替県道の検討(PART1)~動く山~
関西支店技術部 伊東 弘行(11:15〜11:30)
某ダムは、現在本体工等を施工中である。日本を縦断し、各所で甚大な被害を起こした台風12号及び台風15号の影響で、当社設計区間の法面及び付替県道ルート上方の地山も表層崩壊し、現時点でも地山が動いているため(傾斜計等により観測中)、進行中の工事及び設計に多大な被害を及ぼしている。本報告は、表層崩壊により大きく変化した現場状況と、施工中の現場における検討状況について報告する。
⑥建設管理部の概要
執行役員 横田 務(11:30〜12:00)
昼食(12:00〜13:00)
Ⅴ 特別講演『東日本大震災の概要と対応~巨大地震発生から応急復旧までの道のり~』
株式会社 ネクスコ・エンジニアリング東北 企画部企画課長 樋本 智 様(13:00〜14:00)
Ⅴ. | 講評 | 常務執行役員 諸谷 茂樹(15:40〜15:50) |
Ⅵ. | まとめ・「1)~5)」技術発表表彰 | 社長執行役員 山下 幹夫(15:50~16:00) |
Ⅶ. | 閉会 |